「肝」にオススメのツボは?

「肝」にオススメのツボは?

この記事の監修

{"type":"root","children":[{"type":"paragraph","children":[{"type":"text","value":"獣医師・鍼灸師\n表参道アニマルケア・サロン フローラ 院長\n中桐由貴(なかぎりゆき)獣医師"}]}]}

獣医師・鍼灸師
表参道アニマルケア・サロン フローラ 院長
中桐由貴(なかぎりゆき)獣医師

春に愛犬・愛猫が体調を崩しやすい理由

春は、気温や気圧の変化が激しく、体が環境に順応するまで大きな負担がかかる季節です。
生活リズムの変化も重なり、愛犬・愛猫の体調管理には特に注意が必要な時期といえます。

東洋医学でいう「肝」とは?

東洋医学における「肝」は、単なる臓器としての肝臓だけを指すものではありません。
体の中の「気(エネルギー)」や「血(けつ)」の流れを調整し、感情やストレスとも深く関わる重要な働きを担っています。
特に「肝」は、環境の変化やストレスの影響を非常に受けやすいのが特徴です。
春は「肝」の働きが活発になる季節である分、バランスが崩れると不調として現れやすくなります。

気血の巡りが滞っているサイン

「肝」の働きが弱まり、気血の巡りが悪くなると、以下のようなサインが現れることがあります。
日常のスキンシップの中で確認してみてください。

冷えやのぼせ

手のひらで触れたとき、上半身は熱いのに腰まわりが冷えている。
寝起きの不調:起きた直後のバランスが不安定で、元気に動き出すまで時間がかかる。

気力の低下

お散歩や遊びに消極的になる。

消化不良

食欲が落ちたり、胃腸の調子が優れない。

春の養生ポイント「肝の気を巡らせる」

春の体調管理で何より大切なのは、滞った「肝の気」をスムーズに巡らせることです。
そのために有効なのが、適度な刺激とスキンシップ。
ツボを優しくマッサージすることで、気血の流れを整える手助けになります。

「肝」に効果的なツボ|肝兪(かんゆ)

今回ご紹介するのは、肝の働きを助ける「肝兪(かんゆ)」というツボです。
ツボの位置: 第9胸椎と第10胸椎の間(第9肋間)の左右両側。
背骨に沿って通っている、縦の筋肉が盛り上がっているあたりが目安です。

愛犬・愛猫へのやさしいマッサージ方法

  • 肩甲骨の後ろあたりに手を置きます。
  • 背骨の中心に中指を置き、その左右に人差し指と薬指を添えます。
  • 指を少し立てて、肋骨の終わりに向かって細かく前後にさすります。

― マッサージのポイント ―

  • 肩甲骨愛情を込めて: 愛犬・愛猫が心地よいと感じる力加減で行ってください。の後ろあたりに手を置きます。
  • 完璧を目指さない: 厳密にツボを捉えられなくても大丈夫です。
  • 周辺を優しくさするだけでも、十分に気血の巡りを整える効果が期待できます。

リラックスの時間にスキンシップを兼ねて、お互いがリラックスできる時間に楽しみながら取り入れてみてくださいね。

皮膚に傷や炎症がある場合や、動物が嫌がる場合は無理に行わないでください。
様子がおかしいと感じる場合は、早めに動物病院へご相談いただくことをおすすめします。

獣医師監修コラム一覧へ戻る